クラブソング混声6部版の正誤

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クラブソングは1966年7月24日制定とあり、本来混声4部で書かれております。これは1974年頃、(たぶん)男声が女声より圧倒的に多かったため瀧口先生が混声6部に書き直されたものです。それから1966年版が変ロ長調であったものがハ長調に調子が上がっています。
clubsong6a.pngclubsong6b.png
変色したわら半紙でとても白黒に起こせるものではありませんでした。

大昔大学の同級生のMacで一度浄書したのですが、誤りの指摘もあり書き直しを思い立ったのでした。楽譜ソフトは意外と値段もこなれ、機能も充実の MusicScore 3 を購入(ダウンロード)しました。今どきの楽譜局はガリ版と格闘ではなくて、こうやってPCやマックでプチプチしているんだろうなあ。

ところで。入力していて、おや?

問題は4小節目です。アルトとセカンドテナーが不協和音になっています。
アルト シーシラソミミミー
セカンド ラーラソファミソソー
因みにアルトは(調子は違うが)1966年版と同じです。これは
アルト シーシラソミミミー
セカンド シーシラソミソソー
とすべきところ、写し間違いなどが生じたのでしょうか。

それからこのガリ版譜では17小節目の ff が抜け落ちています。mp のまま終わるなんてあり得ない、と思って気がつきました。

管理人 石橋

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